阪神から7位指名を受けた上田西(長野)の高寺望夢(のぞむ)内野手(3年)は「選択終了の球団が多くなっていく中で、指名していただきホッとしました」と喜んだ。

3拍子そろった高校通算31本塁打の左打ちの遊撃手。9月に東京ドームで行われたプロ志望高校生合同練習会では、シート打撃で5安打を放った。「結果を出せてアピールできてよかった」。抜群のバットコントロールと勝負強さでプロへの道を開いた。

「阪神はファンの方がすごく熱い印象です。まだ(1軍の)甲子園でプレーするレベルではない。そこに行けるように練習をして、攻走守そろったレベルの高い選手になりたい」。目標の選手はソフトバンク今宮だ。50メートル6秒0、遠投110メートルと肩も強い。上田西から高卒での直接プロ入りは同校史上初めて。高校時代は甲子園には出場できなかったが、鍛練を重ねて虎党を熱くする。