憧れの名投手のように…。武蔵大の山内大輔投手(3年=東海大菅生)が好リリーフで勝利に導いた。

1点を追う6回、4番手としてマウンドに上がると自己最速となる145キロの直球を武器に4回無失点。7奪三振で被安打はわずかに1の好投で8回の逆転劇を呼び込んだ。

今季限りで引退する中日吉見一起投手(36)に憧れる。「愛知県出身なので小さいころからすごい投手だなと思って見ている。今大会前も左手の出し方を少しだけまねした。良い感じだった」。6日の引退試合もテレビで観戦した。「まだできるのになあ…」と残念そうにつぶやいた。

10日、上武大との対戦が控える。「多少疲れはあると思うが試合になったら関係ない」と力を込めた。

同じく武蔵大に所属するヤクルト高津臣吾監督(51)の長男・大嗣投手(4年=新潟明訓)の登板はなかったが、山口亮監督(37)は次戦以降の登板の可能性を示唆した。