日本ハムは先週の1週間、2勝3敗1分けで終えた。パ・リーグ最下位と苦しむ中で、栗山英樹監督(59)は球団記録を更新する監督通算632勝目をマーク。栗山監督の言葉で、1週間の戦いを振り返ります。

 

◆6日・ソフトバンク戦(札幌ドーム):●0-7

先発の池田が試合開始9分で3失点。2回は守備の乱れから追加点を許し、4安打に終わった攻撃陣は三塁も踏めなかった。

 

栗山監督 明日から、しっかりやります。

 

◆7日・ソフトバンク戦(札幌ドーム):●2-6

ルーキー伊藤が7回3失点と好投も黒星。5回には中田が空振り三振後、ベンチでバットをたたき割り、6回の守備から交代。

 

栗山監督 (先発伊藤に)圧巻。素晴らしい投球だった。エース級の中身があった。それだけに勝たせてやれず本当に申し訳ない。(中田は)「交代!」って言ったんだよ、俺が。

 

◆8日・ソフトバンク戦(札幌ドーム):●2-4

前日にベンチ裏の通路で転倒した4番中田は右目を腫らして欠場。1点リードの8回に宮西が3安打を浴びて3失点。本拠地8試合未勝利となった。

 

栗山監督 宮西でやられたなら、仕方ない。これだけ試合数があって申し訳ない。(9日の中田の先発復帰は)考えます。

 

◆9日・オリックス戦(京セラドーム大阪):〇2-1

中田は4番で先発復帰。1点を追う8回に浅間が逆転の2点適時二塁打を放ち、連敗を7で止めた。栗山監督は、大沢啓二氏が持つ球団記録の監督通算631勝に並んだ。

 

栗山監督 久しぶりだね。本当に久しぶり。(自身の記録は)全然、関係ないですね。

 

◆10日・オリックス戦(京セラドーム大阪):〇5-2

同点の9回に20歳の野村が決勝の適時二塁打。連勝で、栗山監督は球団記録を更新する632勝目。

 

栗山監督 それだけの数、選手たちと喜び合わせてもらったことは球団、ファンの人たち、選手たちに本当に感謝している。(野村は)怖がるかなと思ったけど、素晴らしかったね。モヤモヤを吹っ切ってくれれば。

 

◆11日・オリックス戦(京セラドーム大阪):△4-4

終盤に郡の適時打、高浜のソロなどで逆転したが、9回に玉井が3点リードを守れなかった。3連投中のセットアッパー宮西と2連投中の守護神杉浦は温存。

 

栗山監督は 今日は2人を使わないと決めていた。(プロ初本塁打の高浜は)打つ技術が本当にある。ああいう1発が出れば、自信になると思う。

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