スタメンが発表され、阪神の新助っ人メル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国・KT)が、「6番右翼」で初先発する。試合前に1軍に初合流したばかりで、「1軍に合流できてまずはうれしいね。チームの勝利と優勝に貢献できるように、しっかり100%準備もしてきたので、自分の全力を出して頑張っていきたいね」と力強くコメントしていた。グラウンドで投手の輪に入ってあいさつすると、サンズとキャッチボールを行うなど調整を行った。

前日7日の試合後、先発チェンが4回途中4失点と打ち込まれたことを受け、矢野監督が「1度(チェンの出場選手登録を)抹消する。ロハスを上げる」と明言。これで外国人野手はサンズ、マルテ、ロハスの3人態勢となる。

ロハスは4月20日に2軍練習に合流すると、ウエスタン・リーグ9試合で打率2割、2本塁打、6打点。社会人ホンダ鈴鹿戦でも3打数2安打、1本塁打と計3本塁打を放つなど、打席を重ねてきた。

6日には、4番を務めていた大山が背中の張りのため、今季初めて出場選手登録を抹消。矢野監督も「もちろん悠輔(大山)がいればあれやけど、悠輔もいないし、キャンプ、オープン戦とロハスがいない状況で来てるから。ちょっと見てみるっていうタイミングもどうしても枠があるから。ちょっとここで見てみようかなと」と話しており、新助っ人にかかる期待も大きくなりそうだ。