上武大が、プロ注目の強打者、ブライト健太外野手(4年=葛飾野)の一打で勝利をつかんだ。

2回裏、先頭のブライトが西日本工大のプロ注目左腕・隅田知一郎投手(4年=波佐見)の真っすぐを振り切り、打球は大きな弧を描き左翼スタンドへ吸い込まれた。貴重な先制のソロに「甘いコースをしっかり振る。その中でしっかりと強いスイングができたので本塁打になりました」と振り返った。

その後は、隅田のキレのある変化球を捉えきれず、無得点に抑えられたが、先発の加藤泰靖投手(3年=志学館)が4安打無失点と守り切り、逃げ切った。

ブライトはガーナ人の父を持ち、身長183センチ、86キロ。50メートル5秒9、遠投100メートルの高い身体能力で、まだ線は細いものの、持ち前の力強いスイングで長打力をアピールする。「(長打力は)自分の魅力だと思っているので、(プロへ)アピールしたいと思っています」と、次戦での一打を誓った。