中日ダヤン・ビシエド内野手(32)が決勝3ランを放った。3-3の8回1死一、二塁。広島3番手塹江の2ボール2ストライクから低めを突く149キロ直球を見逃さず仕留め、左越えへ運んだ。「反応だよ。どんな球が来ても対応できるようにしていた」。来日から6年連続の2桁本塁打で勝利を呼び込んだ主砲は胸を張った。
交流戦では打率4割9厘と打ちまくって首位打者に輝いたが、リーグ戦再開後は絶不調。これが19打席ぶりの安打だった。「4日間試合がなかったこともあり、(リーグ戦にうまく)入っていけなかった」と自己分析。無安打だったここ4試合は、球場を離れると「野球以外のことを考えていた」とひたすらリラックスに努めた。ようやく生まれた快音。本塁打となると2本を放った5日オリックス以来だった。与田監督は「4番の一振りで流れを大きく変えてくれた。この本塁打をきっかけに徐々に感じをつかんでほしい」と復活を期待した。
中日は借金5で、自力優勝が消滅する可能性がちらつき始めている。その苦境に、ビシエドは「試合に出たら役に立ちたいし、結果も欲しい。自分のスイングをどの試合でもして、勝利に貢献したい」と巻き返しを誓った。今季広島戦では3度目のV打。5カード連続で負け越し中のチームが、主砲のアーチを浮上のきっかけとする。【伊東大介】



