阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が汚名返上の適時二塁打を放った。1点リードの4回1死一、二塁でまわってきた第2打席。左腕田口の初球、内角139キロ直球をとらえた。低いライナー性の打球は右翼フェンス金網部分に直撃。7打席ぶりの安打が適時打となった。「いい場面で回ってきたので、しっかりチャンスで打つことができて良かった」とうれしそうだった。

4日広島戦(マツダスタジアム)ではプロ野球タイ記録となる1試合5三振という屈辱を味わった。厳しくマークされ、三振数は109個まで膨れ上がった。この日の試合前練習でアドバイスを送った矢野監督も「あいつも悔しい思いをしてここに来ている。詰まったけど、うまく詰まったというか、そういうバッティングだった」とたたえた。

前半戦も残り8試合。首位ターンするためには黄金ルーキーの活躍は不可欠だ。佐藤輝は「とりあえず前半いい形で終われるように、この9連戦、自分のプレーをして戦いたい」とさらなる活躍を誓った。【桝井聡】

▽阪神梅野(4回に3点目の犠飛。8回は中前打でつなぐ)「みんながいい形でつないでくれましたし、テル(佐藤輝)もランナーをかえしてくれていたので、自分もランナーをかえすという気持ちで打席に入りました。最低限ですが、いい追加点になりました」

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