首位阪神が巨人との首位攻防第1ラウンドを制した。先発秋山拓巳投手(30)が1失点で7勝目。打線は3回に巨人の2失策に乗じて2点を先制すると、5回には近本の適時打、6回にはマルテの16号ソロで突き放した。

この日はコールドゲームとなったため、ヒーローに選ばれた阪神糸原健斗内野手(28)と秋山は室内でインタビューに応じた。

糸原と秋山の一問一答は以下の通り。

    ◇    ◇    ◇

-まずは糸原選手。2回、近本選手の内野ゴロで先制した後の打席だったが、どんな思いで

糸原「いやもう、絶対打ってやろうという気持ちで打ちました」

-あの安打がチーム初安打だった

糸原「首位攻防戦ということで、気持ちも入ってましたし、しっかりタイムリー打つことができて良かったかなと思います」

-5回の第3打席も安打でチャンスメーク

糸原「2番任されているので、チャンスメークっていうところは意識してやってるんで、チャンスを作れましたし、タイムリーも打てて本当、秋山さんを援護出来て良かったかなと思います」

-秋山投手が7回1失点。後ろから見ていて

糸原「秋山さん自分の打席忘れてるくらい、集中してたんで、なんとかしっかり守ってやろうっていうふうに思って守ってました」

秋山に代わり

-5回の打席は出てくるまで間があった。

秋山「あの…言わずに墓場まで持っていくつもりだったんですけど…(笑い)。後輩に、簡単にしゃべられちゃって…。5回なんとか抑えて、もう気持ちが6回にいって、攻撃のこと忘れちゃってました」

-ただ1球でバント決めた

秋山「そうですね、しっかりバントの練習を続けているんで。あの場面でも落ち着いて決めることができてよかったです」

-大事な3連戦。その初戦を託された。聞いた時の思いは

秋山「ずっといいピッチングできていなかったんで。意地を見せたかったですし。なんとかこういう形で勝つことができたので、少しは意地見せれたかなと思います」

-中4日の調整はどうだったか

秋山「早い回で降りてますし、調整も何も、本当にしっかり投げるためにがむしゃらに1日過ごしていました」

-見逃し三振が4つ

秋山「真っすぐが低めにいってて、自分らしい投球ができていたので。これをきっかけにまた次から、迷惑かけている分、取り返せるようにやっていきたいと思います」

-懸命に投げている間に打線が援護

秋山「本当に集中していたので。あまり、気にしないようにはしていましたけど。とにかく必死でした」

-7回に雨でベンチに戻っての心境は

秋山「同じように集中力を切らさないようにということと。次の打者以降の攻め方を冷静になって考えて、とにかく集中力を切らないようにと思っていました」

-今後へ

秋山「前半すごい中途半端な投球が続いていたんで、後半中心となれるように、しっかり鍛え直して、チームの一員となって、みんなと一緒に進めるように頑張っていきたいと思います」

糸原に代わり

-「ウル虎の夏」が始まった。虎のユニホームの印象は

糸原「すごい派手ですけど、チームがこのユニホームで勝っているんで、引き続き明日も全員野球で頑張りたいなと思います」