巨人の新ウグイス嬢、小倉星羅(せいら)さん(35)が、ヤクルト戦で1軍デビューした。

「自己採点は30点くらいです。2軍にはリクエスト制度がないので、8回のリクエストのシーンでは少し焦ってしまいました。間違えてしまったところや、うまくいかないところがあり反省点ばかりでしたが、やっとこの舞台に立てたと思い、試合が始まる時には鳥肌が立ちました」

巨人は今季、42年ぶりにウグイス嬢を一般募集。採用された3人のうち、6月1日の西武戦(東京ドーム)でデビューした高橋みずきさん(31)に続き、2人目の1軍舞台となった。

小倉さんは神奈川県出身。弟が高校球児だったことから野球に興味を持ち、大学卒業後は千葉テレビ、広島テレビでアナウンサーを務め、野球を中心にスポーツ番組のキャスター、MC、リポーターなどを数多く経験した。現在、大学院でスポーツジャーナリズムを学んでいる。

2月の採用後は研修を経て、ジャイアンツ球場で2、3軍戦計19試合でアナウンスをこなし、この日の1軍デビューとなった。

「球場やテレビを見ている人々に『やっぱり野球はいいな』と思ってもらえるようなアナウンスができるよう頑張っていきたいと思います」。チームは敗れたが、忘れられない1日になった。