阪神が終盤に逆転し勝利した。7回に板山祐太郎外野手(27)が左翼へ同点の3号ソロを放ち追いつくと、8回にはこの日1軍から参加した陽川尚将内野手(30)の左翼への決勝打となる2点適時二塁打で勝ち越した。平田勝男2軍監督(61)は「今は1軍、2軍はない。フラットだから」と、五輪の中断期間は後半戦のベンチ入りへ激しいアピール合戦を望んだ。

平田勝男2軍監督の一問一答は以下の通り

-二保ら1軍の投手が投げた

二保は落ち着いてるよ。ピンチになっても動じずに、初回に1点取られたって言っても、何の問題もないよね。ゲーム感というか、ちょっと間が空きすぎないように。そういうところでは二保は十分、戦力としてというか、こっちに来ても分かっているから。

-2番手の斎藤は球速も出ていた

うーん。もうちょっと精度を上げないといけないかな。スピードは、ある程度フォームのバランスもよくなって投げているんだけど、2四球出すのが。1軍の目で見るんでね。

-3番手の石井大は

言うことないんじゃない。コントロール、キレ、変化球もストライクが取れるし。前にファームに来た時より数段落ち着いて、しっかりしたフォームで投げている。

-4番手小川もよかった

今日みたいに1イニング、ビシッといけと言ったら、いいボールがね。スピードも角度もあった。

-山本はさすがのマルチ

山本は内容がいい。安打2本もだし、最後の右飛も。コースに逆らわずに打つことに関してはさすが。9番で打たして申し訳ない。

-陽川が8回に決勝打

陽川さんがこの前の今永じゃないんだからって。3三振をまだファームでもそれをオールスター前の3三振(7月14日DeNA戦で今永から3三振)をやろうとしているのかな? と。4三振はしないのかなと。(左翼手のグラブに当たった決勝打は)安打というかな。陽川さんの執念じゃないか。でも調子がよくて1軍に上がったんだけど今永にやられてそういうところもあったけど、ゲーム勘というか安打が出ることによって少し上がってくると思うので。陽川は明日も来るしね。どんどんこういう時は来ていいねん。エキシビションマッチをやる中でこっちも試合ができているし、陽川は感じつかめば必ず後半戦、右の代打やなんかあった時はスタメンで出ないといけない選手ですし。最後はね、きっかけにしてほしいよね。今は1軍、2軍ってないんだからね。フラットだから。エキシビションマッチやこういうので結果を出さないと、8月13日の(後半戦)開幕に入れるかどうか。ただ、ファームに手伝いに来ているというわけではないのよ。勘違いしないようにしないと。いつもの親子ゲームとは違うんだから。こういうところでやってくれているけど、結果を出さないといけない立場なんで。

-板山がソロ、適時二塁打で2打点と結果を

そういう意味でいったら、板山をエキシビションマッチに呼ぼうかという可能性も出てくるやん。そういうことやろ? だからこれは8月13日までの勝負やん。明日と明後日終わったら板山呼ぼうかってなるよ。どこでも守れて。1軍も(映像で)多分見ていると思うで。そういうことやん1軍、2軍じゃないやん。8月13日までは。こういうアピールをしてくれていると、首脳陣もそう思うし。