ロッテにドラフト2位指名された国士舘大・池田来翔内野手(21=習志野)が2日、東京・世田谷区の同校キャンパスで榎チーフスカウト、福沢スカウトから指名あいさつを受けた。

「中村奨吾さんのあとを継げるように、1年目から勝負してほしいということだったので、僕もその勝負にまずは入れるように頑張りたいです」

12月で22歳になる。4年連続で全試合出場を果たした不動の二塁手、中村奨吾内野手(29)とは7歳差。次世代のセンターライン候補として、2位評価を受けた。二塁を守るのは大学3年になってからのこと。コンバート前から能力に着目していた福沢スカウトが「二塁で成長する過程を見ることができた」と評価し、縁が結ばれた。

池田も「(セカンドは)足の速い左バッターというイメージが。僕がいまセカンドをやっているのは違和感ありますけど、動きも慣れてきて、愛着もわいてきたので」と二塁手にこだわり、プロでも勝負する。

井口資仁監督(46)からは、ドラフト当日に「打力のいい選手なので、そういう意味では去年のベイスターズの牧みたいなイメージです」と高く評価されていた。同じ東都大学リーグの出身で、DeNA牧秀悟内野手(23)は1年目の今季、137試合に出場し打率3割1分4厘、22本塁打、71打点と文句なしの活躍を見せた。

池田は「牧選手が大卒1年目でこのような結果を出して、ハードルは上がってますが」としながら「負けないように、それ以上の結果を出せればいいなと思っています」と強い意気込みを見せていた。【金子真仁】