ピンチでリリーフ登板した阪神伊藤将司投手(25)が、1回1/3を1安打無失点と仕事を果たした。
「ピンチの場面でしたが、とにかく無失点で抑えるという気持ちで投げました。無失点で次につなぐことが出来て良かったです」
3回、先発の青柳が丸に逆転適時打を浴び、なおも2死一、三塁の場面でマウンドへ。迎えた亀井に四球を与えたが、ウィーラーを直球で中飛に打ち取った。
4回は先頭の吉川尚をカットボールで空振り三振。大城に中前打を浴びたが、戸郷の犠打失敗を誘い、最後は松原を遊ゴロに仕留めた。
今季は開幕から先発ローテーションを守り、23試合の登板で10勝7敗。球団新人左腕では、67年江夏豊以来3人目の2ケタ勝利を挙げた。リーグ戦でも10月13日巨人戦(東京ドーム)で中継ぎを経験。4回から登板し3回1安打無失点と好投していた。
ルーキーながらCSの大舞台でも適応力の高さを見せた。