中日立浪和義監督(52)が26日、来季は根尾昂内野手(21)を外野専任で起用することを明言した。

この日、ナゴヤ球場で行ってきた秋季キャンプを打ち上げ。新指揮官は竜の主軸候補の今後の方向性を決めた。

「根尾は来年からは外野1本で勝負させます。ライトです」と自ら公表。午前のメニューが終了したあとに直接、根尾に伝えた。「内野、外野をやってきて、中途半端ではいけない。打てばレギュラーも考えられる。外野で勝負した方が肩も生きる」と理由を説明した。

根尾は大阪桐蔭高で18年の春夏連覇に貢献。中日にドラフト1位指名され、「遊撃1本」と投打二刀流に決別して入団した。内外野の守備をこなしがら、今季は初めて開幕1軍切符を手にし、初アーチ、初タイムリーを放ったが、3年間の通算成績は、83試合、打率1割6分5厘、1本塁打16打点。根尾は「秋季キャンプでは外野メインで練習していた。(外野を)求められていると思っていた。向き合うための20日間だった」と納得して受け入れた。「ショートで出たいのはもちろん一番強い。いま求められているのは打撃。とにかく打ってチームに貢献したい」と、遊撃手封印で来季のレギュラー取りを優先させる。