侍ジャパンの栗山英樹監督(60)が6日、沖縄・宜野座で行われている阪神1軍キャンプを視察した。

午前10時に球場入りし、阪神矢野燿大監督(53)と約20分間話し込んだ。外野芝生でアップする選手たちを見つめた。2年目の佐藤輝明内野手(22)について「本当に楽しみなので、これから、球界のために大きくなってくれると信じています。僕が誰を選ぶとかということは言えませんけど、非常に楽しみな選手であるのは間違いない」と3月5、6日に初陣となる強化試合台湾戦(東京ドーム)での侍への初招集は明言しなかったが大きな期待を寄せた。

佐藤輝のスケール感の大きさを評価した栗山監督は「まあ、誰が見ても楽しいでしょ! 逆に言えば本人は悔しかったかもしれないけど、やっぱりうまくいかないことが人を大きくさせるから、去年あんだけ後半苦しんだということが、なんか大爆発する前兆のようなとらえ方をこっちが勝手にしてるんだけど」と2年目の今季はさらなる活躍をすると信じている。外野だけではなく三塁も守れることも国際大会ではプラスとなる。

栗山監督は2日からキャンプ視察を開始し、各球団の首脳陣や選手たちにあいさつを行ってきた。3月の強化試合は若手主体で臨む意向で、メンバー選考も本格化する。