ソフトバンクの今季スローガン「もっと!もっと!もっと!」にちなんだ日刊スポーツの企画「もっと!もっと!もっと!しゃべりタカ」に、来日5年目を迎えるジュリスベル・グラシアル内野手(36)が登場。昨季は右手骨折でキャリア最少の37試合出場にとどまった。今季は4番として復活にかける意気込みや、新たに単年契約を結んだ球団への熱い思いを電話インタビューで語った。【取材・構成=只松憲】
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-今キャンプはどんなテーマを持っている
「開幕に向けて肉体的にも精神的にしっかり準備すること。それがこのキャンプのテーマだよ」
-第3クールから宮崎へ。当初よりも合流を早めた理由は
「『1日でも早くチームの中に入って練習したい』と思って、早めに宮崎へ入ってきたんだ」
-昨季は5月に右手を骨折。悔しい思いがあった
「『しっかり働きたい』という思いではいた。だけど結果的にけがをしてしまう形になってしまって、思うようなシーズンが送れなかった。だけどどの年も同じように『働きたい』気持ちでシーズンを迎えるようにしてるよ」
-今オフは新たに単年契約。球団への思いは
「これまで4年間プレーしてきたチームで、家族のようにとても仲のいいチームだなと思ってる。いい選手もたくさんいるし、すごく大きな球団。また5年目もチームの力になりたいなと思っていたからね」
-藤本監督は4番最有力と。目標の数字は
「今の時点で具体的な数字はないんだけど、まずは開幕に向けてメンタル面とフィジカル面の準備をしっかりして、日々100%の状態で戦えるようにするよ。しっかり準備をして臨むことで、ずっと試合に出続けることができればいいね」
-藤本新監督の印象は
「18、19年と一緒にやって打撃指導をしてくれたし、21年には2軍監督も経験されている。すごくいろんな経験を重ねている指導者だと思うよ。今年は1軍監督になって、これまでの経験を生かして機知に富んだ指揮を執るんじゃないかな。監督はみんなとしっかりコミュニケーションを取れていて、雰囲気もとてもいい。みんなもすごくやる気が出ているし、いい雰囲気で野球ができていると思うよ」
-今年は37歳を迎えるシーズン。今後の野球人生のビジョンは
「年齢を重ねてきているので、まずはけがをしない体を作ることが大事だと思っているよ。そして、これまでの経験を生かしてチームの優勝に貢献したいね。それが自分の今後のビジョンとして持っていることかな」
◇取材後記◇
グラシアルのあまりに早い宮崎への合流希望は、藤本監督もストップをかけた。1月下旬に来日。隔離期間を経て2月5日に福岡・筑後市のC組キャンプに参加した。指揮官は「すぐに宮崎に入れてくれ」と、グラシアルから頼み込まれたという。「慌ててけがされても困りますから…」。やる気は大歓迎だったが、親心でその願いを断った。
昨年は右手骨折で、ほとんどの時間を筑後で過ごした。常に真摯(しんし)で真面目なグラシアル。チームの力になれなかったことを、よほど悔いたのだろう。電話取材に応じた日は、シート打撃で快音を響かせた日だった。練習取材を真面目に受け答え、本紙インタビューにも同じように真摯(しんし)に答えてくれた。治療を終え、宿舎へ戻る時間は18時半ごろ。どの日本人選手よりも遅かった。鷹党から愛され続ける理由を知った。【ソフトバンク担当=只松憲】



