開幕3戦目の先発が見込まれる阪神ガンケルが、6日の楽天とのオープン戦の先発を回避した。キャンプ終盤から腰の張りを訴え、2月27日ヤクルト戦から2週連続で登板を飛ばした。

矢野監督は「この間ピッチングをやったけど、(腰の)張りが…っていう感じだからちょっとやめとこうと。もうちょっと時間がかかると思う」と説明。甲子園での試合前練習でキャッチボールの後はダッシュを行わず、金村投手コーチらと話し込んだ。

昨季のガンケルは練習試合、オープン戦で3試合を投げて開幕に向かい、20試合に投げて9勝3敗、防御率2・95だった。今季は開幕まで3週間を切る中、実戦登板はゼロ。ただ、現時点では3戦目の方針のままとみられ、ローテ再編は患部の程度次第となりそうだ。

代わって6日はドラフト3位の桐敷拓馬投手(22=新潟医療福祉大)が先発する。指揮官は「自分のピッチングに専念してくれたら。甲子園で投げるのもいい練習になると思うし、ファンも楽しみにしてるやろうし。楽しんで投げて、何かを感じ取ってくれたら」と背中を押した。桐敷は人生初の聖地での登板となる。