あるぞルーキー守護神! 日本ハムのドラフト8位右腕、北山亘基投手(22=京産大)の評価がうなぎのぼりだ。

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新庄監督も「(抑え)あるね。その日その日でガラガラ変えるつもりだから、固定はしないけどある」と起用を示唆。ドラフトで名前を呼ばれたのは最後から2人目という男が、大役を努める可能性が現実味を帯びている。

キャンプは2軍スタートも、序盤で1軍に合流して猛アピールを見せた。オープン戦は5試合に登板。後半は9回を任され、2セーブを挙げた。計6イニングで13奪三振、無失点。奪三振率19・50、しかも無四球と抑え適性を示した。「どの回でも、勝ってようが負けてようが打たれていい場面はないと思っているので、1球1球をしっかり投げる意識でやっている」と気負いはない。

理想のクローザー像は大学の先輩であるオリックス平野佳だ。先発から中継ぎに転向し、球界を代表する投手となった。北山もこれまでは先発として投げており重なる部分も多い。「平野さんも初めは先発完投型。完投できる体力がないとクローザーも務まらないと思う。引き出しの1つとして生きると思うので、クローザーもできる投手になりたいと思います」と慣れないポジションにも前向き。下位指名の評価を覆す快投で試合を締める。【小林憲治】