広島先発の大瀬良大地投手(30)は1000投球回達成の登板を勝利で飾れなかった。

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初回先頭の大島を二ゴロに打ち取り、節目に到達。「たくさんの方に携わってもらって今の僕がある。皆さんに感謝してこれからまだまだたくさん投げられるようにしたい」。プロ野球史上361人目の記録。周囲への感謝を示した。

試合は2-1の8回1死から連打で1死一、三塁とし、鵜飼航丞外野手(22)に高めに浮いた直球を右前適時打とされ同点になった。「低めに投げきれなかった。ああいう場面では見逃してくれない」。

さらに2死一、二塁から阿部寿樹内野手(32)の中前適時打で勝ち越しを許した。「決めにいくところが甘くなった。しっかりと投げきれるように、また次回」。8回125球で3失点の力投も、あとアウト2つを守れず反省の弁を重ねた。

チームは試合前時点で、3月25日の開幕戦DeNA戦(横浜)から6連勝中だった。大瀬良が開幕投手を務め、チームを勢いに乗せた。6連勝は93年の球団記録に並んでいた。あと1勝で球団新記録だったが惜しくも届かず、大瀬良は1敗目を喫した。

 

▼通算1000投球回=大瀬良(広島) 1日の中日1回戦(バンテリンドーム)の1回、大島を二ゴロに仕留めて達成。プロ野球361人目。初投球回は14年4月2日のヤクルト2回戦(マツダスタジアム)。