ロッテ益田直也投手が鉄腕に並んだ。この日でプロ通算604試合目の登板。先発とリリーフの違いはあれど、村田兆治氏の持つ球団最多登板記録に並んだ。それでも益田は1失点に苦笑いする。「点取られて情けないです、って書いといてください」と汗をぬぐった。

4年連続50試合以上に登板の鉄腕守護神は、ここまでやや失点が目立つ。この日は被安打2。去年も序盤はそうだった。「いろいろなケースが4月はあって」。それでも「守りに入ると良くないので、攻めの姿勢を崩さず冷静に」と盛り返した。この日も最後は中村を直球で空振りさせた。

4月24日のオリックス戦で肩を痛めたが、すぐに居場所に戻った。自身の記録には興味がない。「勝たないと意味がないんで。僕の記録なんてどうでもいいって、書いといてください」。守護神、選手会長、子どもたちの偉大なパパ。誰かの笑顔のために、懸命に腕を振る。【金子真仁】

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