高卒4年目左腕の巨人横川凱投手(21)のプロ初勝利はお預けとなった。プロ5戦目、今季初登板初先発で初白星を狙ったが、4回途中5失点で降板した。

毎回先頭打者の出塁を許す、苦しい展開が続いた。1回は先頭の日本ハム松本剛の左前打から1死一、三塁とされ、野村の遊ゴロ併殺崩れの間に先制点を献上した。2回は先頭今川の左前打から1死二、三塁とされ、杉谷の遊ゴロの間に2点目を許した。

4回にも先頭今川に四球を与え、4イニング連続となる先頭打者の出塁を許すと、嫌な流れを断ち切れなかった。続くアルカンタラが遊撃への内野安打。無死一、二塁から宇佐見が犠打を試みると、一塁線上への打球を一塁中田が見送った。しかしボールは一塁線上でとどまり、内野安打で無死満塁とし、無念の降板。ゆっくりと一塁側ベンチに下がっていった。

横川は「全ての回で先頭打者を出してしまい、自分のリズムをつくれませんでした。自分の投球を発揮できなくて悔しいです。逆転できるようにベンチで声出して応援します」とコメントした。

後を受けた2番手畠も、流れを止めきれなかった。無死満塁から杉谷、松本剛、上川畑に3連続適時打を献上。清宮をフルカウントから見逃し三振に斬ったところで3番手の戸田にマウンドを託した。戸田は1死満塁で4番野村を空振り三振。万波に遊撃への適時内野安打を打たれるも、続く今川から150キロ直球で見逃し三振を奪い、この回の失点を4で留めた。

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