全パのロッテ小野郁投手(25)が地元福岡で見事な球宴初登板を果たした。
5回、全パの5番手として登板。「緊張して、四球を出さないことだけ意識しました」。全セの阪神中野に計7球ファウルにされながら最後はスライダーで空振り三振、ヤクルト塩見はこの日最速157キロで空振り三振にすると、阪神近本もスライダーで3者連続空振り三振に切った。
福岡・久留米市出身で、高校は日本ハム新庄監督の母校でもある西日本短大付(福岡)でプレー。今回の球宴は、チームメートの東條が新型コロナウイルス陽性で出場辞退となり、前日に出場が決まった。「代役ではありますが、こういう舞台に立たせてもらって、しかもそれが地元で、夢のような時間でした」と貴重な時間を満喫した。
今季は38試合に登板し、15ホールドをマーク。球宴でも躍動感ある投球を見せた右腕は、後半戦に向けて「今日みたいなピッチングを毎日、投げる時はできるように頑張りたい」と意気込んだ。