ロッテ西野勇士投手(32)が3安打1四球1失点完投で、リーグ単独トップの5勝目を挙げた。初完投初完封した19年9月7日のソフトバンク戦以来となる完投。「テンポ良く、いろいろな球種でストライク先行でいけたことが良かった。シュートがかなり良い感じに変化してくれた。僕の試合で良く打ってくれるので、それが一番の要因だと思います」。4回までわずか31球で無安打に封じた。5回には楽天鈴木大に右翼線適時二塁打を浴びたが、6回を四球、8回を左前打で先頭の出塁を許しても、いずれも併殺で切り抜けた。97球の好内容で、9回も3人で斬った。

20年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨季から中継ぎとして復帰。今季は先発転向で開幕ローテーション入りし、勝利を積み重ねてきた。「完投は、普通にうれしいっす。1年間ローテを守るならやっぱり完投もしないといけないと思いますし。完投出来たのは自信にもなったし、これからに向けての良いプロセス、段階を踏めたと思います」。チームの9回完投勝利は、佐々木朗が昨年4月10日に完全試合を達成して以来だ。【鎌田直秀】

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