明大（東京6大学）は7回コールドで日体大（首都）に勝利し、8強入りを決めた。2回までに7点を先制し、田中武宏監督（62）は「まさかコールドになるとは思わなかった。（試合の）入りがよかった結果です」と話した。
強力打線が試合を決めた。初回1死満塁、5番の杉崎成内野手（3年＝東海大菅生）の中犠飛で1点を先制した。
2回は1死一、三塁で4番の今秋ドラフト候補、上田希由翔内野手（4年＝愛産大三河）が右翼席へ3ランを放つなど、一挙6点。ベンチでチームメートと笑顔でハイタッチをした上田は「スタンドを見たら、ベンチに入れなくても応援に来てくれるチームメートの表情が見えて、頑張らなきゃいけないなと思った。少しホッとしました」と振り返った。
先発のエース村田賢一投手（4年＝春日部共栄）は、普段通りの安定した投球で6回を5安打4奪三振、66球にまとめた。投打がしっかりかみ合い、初戦を突破。準々決勝では、仙台大（仙台6大学）と対戦する。主将の上田は「他のチームに負けない戦力がそろっていると思う。目標は日本一ですけど、一戦必勝です」と意気込んだ。
