大体大の硬式野球部の指揮官を昨年限りで勇退した中野和彦前監督(65)を慰労するOB会主催の「中野和彦監督を囲む会」が27日、大阪市内のホテルで実施された。OBを中心に関係者ら約200人が参加。30年にわたって指揮を執った中野氏は「本当にありがたいこと。僕は逆に『学生から育てられた監督』って言われるくらいですから」と照れ笑いを浮かべた。
中野氏は94年から母校の同大学監督を務め、リーグ戦通算26度制覇。06年全日本大学選手権では日本一に導いた。巨人やレッドソックスなどで活躍した上原浩治氏や元巨人村田透氏ら多くのプロ野球選手を輩出。退任後は同大学のゼネラルマネジャー(GM)に就き、松平一彦新監督(46)らチームをサポートする。
囲む会の終盤では米国在住の上原氏からビデオメッセージが届いた。内容は下記の通り。
「中野監督、お久しぶりです。上原です。約30年間、大阪体育大学野球部の面倒を見ていただき、ありがとうございました。自分も監督がいなかったら、もしかしたらプロ野球選手になってなかったと思います。2回ほど辞めたいと思った、そんな時もありました。でも監督が止めてくれたおかげで、ジャイアンツ、ボルティモア・オリオールズ、テキサス・レンジャーズ、ボストン・レッドソックス、シカゴ・カブス、そしてまたジャイアンツに帰ってくることができました。中野監督には、なかなかお会いする機会はなかったんですけど、連絡もさせていただき、本当に自分の人生で監督がいなければここまでにはなれていないと、思っております。これからは、まずは体をゆっくり休めていただき、元気な姿でお会いしたいなと思いますし、大阪体育大学の野球部がもっともっと強くなるように、そんな指導を陰ながら、応援していただけたらうれしいなと思います。今回は本当にアメリカに1回戻ることになって、囲む会に参加することができずに申し訳ないです。戻ってきましたら、また連絡させていただきます。本当に30年間、お疲れさまでした」



