3年連続の2ケタ弾も空砲-。日本ハム万波中正外野手(24)が、1点を追う6回無死二塁、左翼へ一時逆転となる2ランを放った。14本塁打の22年、25本塁打を放った昨年に続く10号到達も、試合は延長12回の末競り負け、ソフトバンク戦7連敗となった。勝率5割復帰に失敗し、再び5位に転落した。
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万波のバットが26日ぶりに火を吹いた。6回無死二塁で迎えた第3打席。フルカウントからソフトバンク・スチュワートの変化球に反応した。「なかなかヒットが出ない中でのホームランていうのは一気に得点につながる。あらためてそう感じるような1本だった。本当に良かったなと思います」。第1、2打席ともに空振り三振に抑えられた鬱憤(うっぷん)を、一振りで吹き飛ばした。
新庄監督の指示は「進塁打」。狙い通り二塁走者を進塁させようとする意志が、巡り巡って貴重な1発になった。指揮官は「右に持っていこうという意識があったんじゃないですかね。右に持っていこうという意識を持って、変化球で一瞬“間”ができて。ヘッドが走って結果的に向こう(左方向に)いったと思いましたね」。その上で「サイン通り」と振り返った。
3年連続の2ケタ10号到達。22年の6月3日、昨年の5月30日に比べるとペースは遅いが悲観はしていない。「とりあえず143試合終わるまではあきらめず。1本でも多く打てるように。リーグ全体、プロ野球全体見てもホームランは少ないと思う。そういう中で2ケタをこの時期に打てたのはうれしい」。6月16日の巨人戦で9号を放ってから15試合、鳴りを潜めたが、この1発から再び、スイッチを入れる。
4月3日楽天戦での今季1号がエスコンフィールド100号&全打順本塁打最年少記録。5月29日、阪神戦で放った6号は通算50号、そして9号が11球団制覇弾と、自身の本塁打史のページも増えている。「タイトルもまだまだあきらめる本数じゃない。1本でも近づけられるように」。今後も着実に“肩書弾”を重ねながら、トップ14発の山川を追いかける。【永野高輔】



