日本ハム伊藤大海投手(26)が天敵を封じ込んでチームトップの7勝目を挙げた。試合前まで通算被打率が4割5分、今季初対戦となった6月29日の対戦でも3打数3安打と打たれていたソフトバンク近藤健介外野手(30)を3打数無安打に抑えた。

試合後に近藤と対戦した3打席を振り返った。

伊藤 絶対打たれちゃいけないというか。やっぱり本当にソフトバンク打線のキーマンだと思いますし、やっぱり近藤さんにやられる試合がすごく多いですし。個人的な感情なしにして、そこはなんとか…エスコンであんまり騒がれていても困るので、抑えたいなっていうのはありました。

この日最初の対戦は2回。先頭打者として迎えて中飛に抑えた。直球、カットボールで内角を厳しく突いて、粘られながらも打ち取った。

伊藤 やっぱり、あれだけの数字を残せるバッターで、あれだけのコンタクト率のあるバッターなので、より厳しく。結果的に、ああいう投球にはなりましたけど…まあちょっと(近藤が日本ハムに在籍していた時から)よくしてもらってる分、投げづらい部分はもちろんあるんですけど。心を鬼にして、胸を借りるつもりで投げました。

これまで打ち込まれていた分、最初の打席で気持ちを乗らせたくはなかった。

伊藤 そうですね。今日、打線の巡り合わせ的にもちょっと嫌だなっていうところで(近藤が)回っては来ていた。(2回は)回の先頭打者っていう部分もあったので、より集中力は高く勝負できたかなとは思います。

4回の第2打席も先頭打者として迎えた。この打席はカウント1-1からカーブで左飛に抑えた。

伊藤 ちょっとヒヤッとしましたけど(笑い)。あそこは(近藤にとって外角の)一番遠いぐらいのカーブだったんですけど、それでもやっぱりあそこまで持っていけるので。1打席目でのインコース(攻め)っていう布石は、すごく効いていたかなっていうのは思います。

6回の第3打席は2死無走者で対戦。追い込んでからスライダー2球は内角低めに投じてボール球。フルカウントとなったが、最後は外角低めのツーシームを打たせて左飛に打ち取った。

伊藤 先々週はスライダーでやられているんで、(コントロールは)絶対間違っちゃいけないっていう意識がちょっと出過ぎて引っかけて…。ちょっと(死球になりそうな)危ないボールもありましたけど。

気迫あふれる投球をバックで見ていたレイエスが、その裏に決勝の7号ソロを放った。7回の守備では万波のレーザービームで周東の生還を阻止。投打がかみあって、チームは連勝。勝率5割に戻った。

伊藤 本当に万波選手の最初のホームラン(4回の同点11号ソロ)もそうですし、レイエス選手のホームランもそうですし、(7回の伏見)寅威さんのタイムリーもそうですし、万波選手のレーザービームにも本当に助けられたので。しっかり僕が次は、野手をカバーできるようなピッチングをしたいなと思います。

7回1失点で自身3試合ぶりの白星。苦しんでいた大きな壁を乗り越えて、チームも自身も波に乗りそうな1勝となった。

【関連記事】日本ハムニュース一覧>>