昨日の敵は今日の友ならぬ。西武にとっては、昨年の友が今日の敵となって襲いかかった。投手陣が崩れ、今季FA移籍したソフトバンク山川穂高内野手(32)に1試合3本塁打6打点。
初回2死一塁から、先発の与座が直球を捉えられ24号先制2ランを浴びた。5回1死二塁の第3打席では2番手の上田が25号2ランを許し、さらに7回1死三塁の第4打席では4番手のヤンが26号2ランを献上した。
西武戦での本塁打は山川が7本、ロッテ・ポランコが6本、ソフトバンク近藤、オリックス森がともに4本。かつての主砲が古巣の本拠地でアーチを積み上げ、被本塁打数でトップとなった。
試合前までの山川の対西武戦での成績は、19試合で打率2割1分1厘、4本塁打、13打点。他のパ・リーグに所属するチームと比べて抑えていたが、この試合で3発で計6打点と荒稼ぎし、打率は2割3分7厘に到達した。試合後に対策を徹底できていなかったかという厳しい問いに対して、渡辺久信GM兼監督代行(59)は「徹底できなかったということはないです。ちゃんとやってますから」と語気を強めて反論した。そして「調子の良いバッターに対して安易な入り方をして、一発で仕留められている。バッテリーがしっかり今後、こういう反省を踏まえて検証もしながらやっていかないといけない」と猛省を促した。
前夜に連敗を8でストップ。迎えたこの日の試合は相手より1本多い11安打を放ちながら、わずか2点を奪うにとどまった。一発攻勢に沈む展開で敗れる形に「相手はホームラン4本、全部、ランナーを置いてだから。当然、得点がたくさん入るのは決まっている。うちはなかなかヒットが出ても、最終的に得点につながらなかった。分かりやすいゲームです」。指揮官のいら立ちが最後まで収まることはなかった。



