プロ2年目のソフトバンク松本晴投手(23)がプロ初勝利を挙げた。ロッテ戦で今季初登板。初回から「しゃかりきで投げた」と先頭打者を1度も出さず、打たせて取った。二塁すら踏ませず、5回を2安打無失点と完璧な内容だった。「一生懸命に腕を振った結果。1勝目を飾ることができました」。初のお立ち台では思わず破顔した。
今季は3月下旬に右太ももの故障で戦列を離れたが、復帰後は2軍戦で3試合に投げ計16回を無失点。結果、内容でつかみ取った1年ぶりの1軍マウンドで“一発快投”を見せた。「心の部分で落ち着けるようにもなった」。プロ2年目で気持ちの余裕も生まれ、堂々と左腕を振った。
亜大時代は3年春に左肘のトミー・ジョン手術を受けた。長いリハビリ期間も腐ることはなかった。常に前を向き、トレーニングの本を読みあさるなど、今できることに専念した。「投げられる喜びは常に感じている」。困難を経て、フラッシュライトを浴びた。
9連戦の最終日を白星で締めくくり、9カード連続の勝ち越しに貢献。12球団最速で70勝に到達し、優勝マジックは2つ減って23とした。「後半戦、絶対にやってやると思っていた。もっともっと頑張っていきたい」と夏場からの巻き返しを誓った。【佐藤究】



