仲間たちは俺が助ける。DeNAタイラー・オースティン内野手(32)が、一振りで劇的アーチを決めた。延長11回先頭、巨人平内の初球153キロ直球を仕留めた。左翼席へ今季2度目のサヨナラ本塁打。歓喜のウオーターシャワーを浴びながらゴツい胸を張った。「投手陣の素晴らしい粘りがあって、なんとか点をとってやろうと打席に入りました」と、1失点でつないだ投手陣の奮闘に報いた。

前日17日の巨人戦。死球の応酬で9回裏2死、代打筒香が死球を受けるとベンチを飛び出した。仲間たちに止められながらも感情を爆発。「巨人側の気持ちは理解できますけど、チームメートを守る意味で前に出ました」とどうしても許せなかった。それでもこの日の試合前には、巨人側で9回表に死球を受けた大城卓を気にかけて声かけ。「状態が心配だったので」とリスペクトの心を忘れない。

仲間のため、チームのため、が何よりの優先事項。3年ぶりの20号到達も意に介さない。「試合に勝つことの方が大事。健康であればある程度の数字を残せる自信はあります」。健康体オースティンが仲間を救い続ける。【小早川宗一郎】

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