日本ハム鍵谷陽平投手(34)が25日、エスコンフィールドで引退会見を行った。涙はなく、さわやかにプロ12年間を振り返った。
「もう本当に夢のような時間でした。僕みたいな野球選手が(北海道)七飯町から出てきて、高校は札幌で過ごし、東京で大学を過ごして、まさかファイターズ、地元の球団に取っていただけるとも思っていなかったですし、これだけ試合に投げられるとも思っていなかった。本当にたくさんの指導者の方に恵まれ、仲間に恵まれ、ここまで来られたと思うので、感謝の気持ちでいっぱいです」。
心に残っているシーンを問われると、16年の日本一を挙げた。「こういうスポーツをやっている中で、やっぱり全部勝ちを目指して、優勝を目指してやっている。初めて日本一になれたっていうのはうれしかったですし、何よりもやっぱり楽しかったので、その1年。それがすごく印象に残っています」。家族や近いチームメートには、直接引退の思いを伝えた。宮西尚生投手(39)からは「そうか、お疲れさん。頑張ったな」と声をかけられたといい、「『みんな俺より先に辞めていくな』って最後、言ってました」と笑った。
会見後には、同い年で北海時代から対戦経験のある同じ北海道出身の伏見寅威捕手(34)、元巨人、日本ハムの北山進氏(34=現日本ハムマネジャー)から花束が手渡された。プロ12年で通算419試合に登板し、25勝15敗、7セーブ、84ホールド、防御率3・46。この日は午後6時開始の楽天戦に先発予定で、現役最後の登板に臨む。



