オリックス宮城大弥投手(23)が、自身初の投手タイトルとなる最優秀防御率獲得に前進した。

楽天戦に7回115球で無失点。規定投球回不足ながら防御率は試合前の2・03から1・92に良化させ、タイトルを争うソフトバンク・モイネロの1・94を上回った。

「ピンチも何回かあったけど、冷静に打者と勝負できた。頑張ったらいいことあるかなと思う。最後まで頑張りたい」。イニングを稼ぎ、かつ1点もやりたくない状況で粘った。5回は無死二、三塁、続く6回は2死満塁をしのいだ。被安打7も6勝目をつかんだ。

5月中旬から左大胸筋の筋損傷で1カ月半離脱しながら、タイトル獲得の条件となる規定投球回まで残り7回1/3までこぎつけた。ここ9試合連続で7回以上かつ3失点以下。その間の球数は平均113にのぼる。前回22日の日本ハム戦ではプロ最多128球を投げた。それでも「ずっと体は元気。問題ない」とタフネスぶりを発揮している。

シーズン序盤は直球が150キロをゆうに越えていたが、最近は150キロに届く球はわずか。「最初は勢いあったが、その中でけがをしてしまった。力よりバランスを意識して」と故障からの学びを生かしている。

くしくも30日のソフトバンク戦にモイネロが先発。打線が援護できれば大きいが、左腕は「それを言ったら皆にプレッシャーをかけちゃう。打っても打たなくてもそれが運命。あとは運に任せたい」と自然体を強調した。次回はチーム最終戦となる10月6日楽天戦に先発を予定。最善を尽くし、尊敬するドジャース山本が独占してきたタイトルを引き寄せる。【大池和幸】

▽オリックス中嶋監督(6勝目の宮城に)「目標があるので、それに向け、いい投球をしたんじゃないでしょうか」

【関連記事】オリックスニュース一覧