プロアマ合同の日本野球規則委員会は20日、26年から適用される公認野球規則の一部改正を発表した。大きな変更点は、これまで国内で採用が見送られてきた「ハイブリッドポジション」の導入だ。17年に米オフィシャル・ベースボール・ルールズ(OBR)で規則化されたが、解釈が難しく日本では運用されていなかった。今回の改正により、投手は球審に申告すれば、セットポジションの足の置き方から、ワインドアップに移行しての投球が可能になる。

基本ルールとして、軸足を投手板に平行に触れ、自由な足を前方に置いた場合は、セットポジションで投球しなければならない。しかし、打者が打席に入る前に球審へ申告すれば、同じ足の置き方でもワインドアップポジションとして、自由な足を後ろに引くことができるようになった。

NPBでは今年3月のオープン戦で、DeNAバウアーがセットの足の位置から自由な足を後ろに引いたため、ワインドアップの動作に移ったとして「投球動作の変更」でボークを宣告された事例があった。NPB野球規則委員会の友寄正人委員は「バウアーのケースがまさに該当する」と説明し、今後は球審への明確な申告によって同様のケースはボークにならないとした。申告方法は、わかりやすいジェスチャーの導入を検討しているという。

このほか、悪天候時の試合打ち切り規定(4・03)に「30分を待たずに打ち切ることができる」との文言を追記し、近年の異常気象や天気予報の精度に即した運用を明文化した。改正された規則はプロ、アマ双方で採用され、来季から適用される。【鳥谷越直子】