阪神岩崎優投手(34)が20日、兵庫・西宮市内で契約交渉に臨み、現状維持の2億円で更改した。リーグ最強ブルペンの軸を担い、登板53試合で1勝3敗31セーブ、8ホールド。2年ぶりのリーグ制覇を支えたが「リーグ優勝ができたことは満足していますけど、自分の数字についてはもっとできたことはあると思う」と自戒。「数字で引っ張りたい」と、1・77だった23年以来の防御率1点台から自身初の0点台へ強い意欲を見せた。

公式戦最終登板となった9月28日の本拠地・中日戦。2-1の9回に登板しながら、打者4人に3安打を打たれて3失点。3敗目がつき、1・59だった防御率は2・10にはねあがった。すでに優勝は決まっていたが、最後を飾れなかった。大きな心残りだった。

岩崎 去年も(防御率)2点台だったんで、なんとか1点に戻したいとは思ってたんで。それが達成できなかったのは悔しいんで、しっかり来年は、と思います。最低限。石井、及川なんかは0点ですから。またそういったところを目指したいと思います。

だれもが認める救援陣の要。最後に岩崎がいるから、石井も及川も胸を張ってブルペンからマウンドに飛び出していった。ただ岩崎にとっては、彼らも強烈な刺激をくれる“ライバル”だ。

岩崎 (石井、及川の防御率は)もう離れすぎて。でも、負けてられないなって気持ちは持ってますし。やっぱ数字で引っ張りたいっていうのは何年か前から思ってることなんで、それは引き続きです。

62試合に投げた21年から5年連続50試合以上の登板を続け、来季も継続なら球団初。阪神では藤川球児以来となる600試合登板にも残り44に迫る。4年契約最終年となる26年、節目の記録が待つ。何よりも「連覇を達成したい」と球団初の快挙を目指し、プロ13年目に臨む。(金額は推定)【堀まどか】