ソフトバンクの新外国人徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25=台湾・味全)がオープン戦初登板し5回2/3、3安打1失点と好投。開幕ローテーション入りへ一発回答した。

同点の6回、1死一、二塁のピンチで中日4番細川を相手に得意のチェンジアップで空振り三振。82球となり交代となったが、「温かい応援の中、気持ちよく投げられた」。初登板の本拠地みずほペイペイドームのスタンドからは大きな拍手が送られた。

小久保監督も「最後はバテた感じだが、それまではいい投球。(ローテーションで)十分まわっていく」とローテーション合格を与えた。初回、いきなり2番田中に153キロ低め直球を左翼テラス席へ先制ソロを運ばれた。「失投だった。内角が真ん中に入った。その後は自分を信じて投げた」と落ち着きを取り戻し、三振も7個奪った。この日の最速は155キロ。武器のチェンジアップは倉野投手チーフコーチも「ほかの投手にない軌道」と評価する“魔球”だ。

キャンプではフォームのズレがあり、そこを調整してきた。ホークスデビューの2月26日、台北ドームで台湾代表相手に先発し3回、44球、1安打無失点。WBC台湾代表でも5日オーストラリア戦に先発し4回、53球、2安打無失点。この日は82球、1失点と安定感も抜群。「体は万全」と頼もしい。

小久保監督も「1年間フルで回るとは思っていない」と、登板を重ね課題や登板間隔などを見極めながらと話すが、「台湾のエース」の異名通りの活躍が期待できそうだ。【石橋隆雄】

◆徐若熙(シュー・ルオシー)2000年11月1日、台湾・桃園市生まれ。平鎮高から19年のドラフト1位で味全に入団。21年の初登板で球数制限がある中、3回2/3を投げてアウトをすべて三振で奪う快投。22年はトミー・ジョン手術を受け、23年から実戦復帰。台湾通算64試合、16勝18敗、防御率2・42。25年オフにソフトバンク入団。今季推定年俸5億円。180センチ、76キロ。右投げ右打ち。