<巨人2-3中日>◇2日◇東京ドーム

 昨季のファーム首位打者、中日柳田殖生内野手(30)が、決勝の押し出し死球を浴びた。同点の9回2死満塁に代打で登場。山口の真っすぐが左上腕部に当たると、ガッツポーズした。「絶対打ってやろうという気持ちがバットじゃなく、ボールに当たりました。これも打点1。痛みは全然ないです」。お立ち台はプロ7年目で初めてだ。NOMOベースボールクラブ出身の苦労人。「みんな、テレビで見てくれてると思う。クラブチームだけど、1人でもプロにいけるように頑張ってほしい」。ガッツのかたまりが、体を張って後輩たちに勇気を届けた。