<阪神0-3広島>◇30日◇甲子園

 阪神鳥谷敬内野手(32)がプロ初の4番に座った。東京ドームで巨人に3連敗し、8年ぶりのリーグ制覇は厳しい状況になった。

 和田監督は現状打開に、キャプテンを中心に置いた。阪神の遊撃手が4番を打つのは、真弓明信以来33年ぶり。鳥谷は3打数無安打、1四球に終わり、広島野村を攻略できなかった。「急に大きいのを打てるわけじゃない。明日、がんばります」と冷静に受け止めた。

 和田監督は4番で起用した理由について「つなぎ役に徹するのではなく、(走者を)返す。それができる選手」と説明した。