先発もあるぞ!

 広島マイク・シュルツ投手(29)が8日、沖縄市野球場に隣接するブルペンで、今キャンプ最多の60球を投げ込んだ。昨年はほとんど投げなかったチェンジアップも試投した。次回のブルペンでは80球程度を投げる予定。球数を増やすのは先発も視野に入れているからだ。昨季セットアッパーとして活躍した豪腕は「リリーフでも先発でもやる」と意欲的に語った。

 身長2メートルのシュルツが足を大きく上げ体をひねる。独特のフォームから繰り出される右腕は、50球を超えても止まることはない。直球、スライダー、そしてチェンジアップ。60球を投げ終えたシュルツは「とてもいいブルペンだった。今は球数を投げたい。次は数を増やすよ。75~80球ぐらいだね」。

 数を投げるのには理由がある。「リリーフでもロングリリーフでも、そして先発でもやる。どんな役割でも勝利に貢献したい」。昨年は55試合の登板で3勝4敗、防御率3・23。すべてがリリーフ登板だった。米国時代はマイナーで22度先発の経験がある。どちらでもできるタイプだけに首脳陣の期待も固まる。小林投手コーチは「中継ぎも先発も両方できる可能性のある投手。現段階では先発の構想もあります」と先発起用も視野に入れていることを明かした。

 この日はチェンジアップを多投した。「去年はスライダーに自信があったからその球が多くなった。米国ではチェンジアップは投げていたよ。今年はしっかりチェンジアップに取り組む。魔球?

 そうなればいいね」。昨年は2月6日に右肩痛でキャンプを離脱。1軍登録されたのは5月20日だった。1年間投げるために-。“魔球”を武器に先発でもリリーフでもフル回転する。【網

 孝広】

 [2009年2月9日12時51分

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