フォーム固めは「仕上げ」に入った。西武ドラフト1位ルーキー菊池雄星投手(18=花巻東)が14日、西武第2球場で調整。テークバックを大きく、肩のラインを平行にするという高校時代のフォームを意識しながら、ブルペンで144球。「最終段階です。あとは微調整」と満足げだった。ラスト20球にはケガで調整中の中村が飛び入りで打席に入り「前より良くなったと言ってもらいました」と、主砲の“お墨付き”に自信を深めた。

 練習にも変化があった。キャンプでは山なりのボールが多く、潮崎投手コーチに「あれはキャッチボールじゃない」とまで言われたキャッチボールは、低いライナー性のボールが増えた。ゆったりやるとこだわっていたネットスローでも、強く腕を振った。「ゆっくりやるのは第1段階。やり続けるとリリースポイントにズレが出ますし、実戦も近い」と説明。中継ぎでの登板が濃厚な17日の試合に向けて、着実にステップアップしている。【亀山泰宏】

 [2010年3月15日8時38分

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