<ロッテ5-4ソフトバンク>◇14日◇千葉マリン

 ロッテ西岡剛内野手(26)が劇的勝利を呼び寄せ、連敗を5で止めた。4-4で迎えた延長11回1死満塁。馬原の2球目のフォークを引っ張り、打球は一塁手明石のグラブに収まった。「打った瞬間は泣きそうになった」と、凡打と思われたが球場の大歓声で後ろを振り向くと、捕手へ転送されたボールがワンバウンドの悪送球となり、サヨナラ勝ち。思わぬ結末に「地獄から天国に行けました」と笑った。

 勝たなければいけなかった。前カードで首位西武に3連敗を食らうなど、4位転落の危機にあった。ベテラン今岡が112日ぶりの1軍昇格、金泰均が今季初のスタメン落ち、右太もも裏が完治していないサブローの15試合ぶりスタメン復帰など、西村監督は連敗ストップへ手を施した。その思いに応えるように、主将西岡が最後に決めた。

 7回にはこの日3本目となる中前打を放ち、歴代3位タイとなる今季23度目の猛打賞を記録。「自分の成績がチームの勝利に比例していくことになるので、しっかりと1番バッターとして塁に出たい」と頼もしい。96年にイチローが樹立した26度のプロ野球記録まで残り12試合であと3。西岡が大記録へ近づく度、チームは上昇気流に乗っていく。【斎藤庸裕】

 [2010年9月15日9時29分

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