プエルトリコが5-2で強敵ドミニカ共和国を下して1次ラウンド突破を決めたが、試合終了直後のアクシデントで暗転した。

3点差の9回にエドウィン・ディアス投手(28=メッツ)が登板。昨季32セーブの右腕は、3者連続三振で今大会最強クローザーの貫禄を見せた。

V候補に競り勝ち、選手がマウンド周辺に集まり、跳びはねながら歓喜した。突然、輪の中にいたディアスが座り込んだ。祝福ムードが一転、不穏な雰囲気に。右膝を負傷したディアスはスタッフに肩を借りて起き上がり、ベンチ横で車いすに乗せられグラウンドを後にした。途中で腕を上げて観客に応えたものの、目は潤み、チームメートで弟のアレクシスは号泣した。

メ軍は「明日MRI検査を受ける」と発表した。ヘルナンデス(レッドソックス)は試合後のロッカー室の雰囲気を「静か。(チームメートは)みんな兄弟で、一緒に育った選手もいる。ドミニカ共和国に勝ったばかりとは到底思えない」と伝えた。準々決勝は17日(日本時間18日)にC組1位のメキシコと対戦する。ディアスの離脱は確実で、エルナンデスが「食事会やパーティーを開き、チームの絆を強めてくれた」という特別な守護神を失って臨む。

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