ヤクルト先発山野太一投手(27)が6回無失点でリーグ単独トップの5勝目を挙げた。今季6登板目で早くも昨季の自己最多に並んだ。
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ヤクルト山野は今季、「自覚」が強くなっている。その裏にあるのは家族の存在。昨年5月に結婚し8月には第1子が誕生。左腕は「去年結婚もしたので、自分だけのためじゃなくてしっかり家族のために子どものために」と責任感が強くなっている理由を分析。さらに、「(子どもに)いい教育受けてもらうためにお金を稼がないと」と笑いつつ、父として、プロ野球選手として、覚悟を口にした。
2軍キャンプ中盤にはプロ入り後初めて200球を超える投げ込みを行い、試合前練習の前にも入念なトレーニング。汗を流し続け春の実戦から結果を残してきた。その姿を、同じく左腕の正田投手コーチは「取り組み方もいい。どの球種も元々良くて期待されていた。軸になってやらないといけないという自覚をキャンプから感じる」とたたえた。
20年ドラフト2位で東北福祉大から入団。昨季は登板数が自己最多タイ、イニング数、勝利数、防御率はキャリアハイをマークした。さらなる活躍が期待された6年目、池山監督はキャンプ中に「200球を超えるブルペン投球も含めて気持ちと自覚は十分伝わってくる」と話し、この日の試合後も「前回も投手交代を告げた後に『この回投げさせてくれないですか』と。簡単にマウンドは降りたくないという気持ちで、いつも投げてくれている」と評価。一家の、そして先発ローテーションの柱として腕を振り続ける。【塚本光】



