阪神高寺望夢内野手(23)が今季1号となる先制2ランを放った。0-0の6回、先頭の高橋遥人投手(30)が左前打で出塁。無死一塁で好投を続けていた中日高橋宏斗投手(23)のストレートを右翼スタンドに運び、勝利を引き寄せた。
◇ ◇ ◇
休日返上の日々が実を結んだ。高寺のゴールデンウィークの思い出は「野球しかしてないです」。カレンダーの赤文字表記の祝日は「全く意識したことない」と当然のように振り返る。
「よく『9連休だ~』みたいにエンジョイされている方がいるじゃないですか。そういうのを聞くと心の中では『いいなぁ…』って思っていましたけど」。少年時代から遊びたい欲求を胸にしまい、野球に費やしてきた。
地元の長野県上田市内の大きな商業施設も「よく知らないんですよ」と笑う。「遊びに行かなかったので」。学校が急に休みになると内心はガッツポーズも、すぐさま「あ~、野球やろう」とバットを握った。今ではプロ野球の1軍選手に成長。王者阪神の1番打者だ。ゴールデンウィーク最終日、9連戦を5勝4敗の勝ち越しに導いた1発は心地良かった。
もしもプロ野球にも大型連休があったら…。「ひたすら家でゴロゴロしておきたいです。ユーチューブとかよく見るので。どこにも行きません!」と即答だった。Vアーチの今宵は、名古屋から帰阪。いつにも増して格別な「おうち時間」だろう。【只松憲】



