GHCヘビー級選手権の前哨戦で、挑戦者の拳王(32)が、王者エディー・エドワーズ(33=米国)に完敗した。メインのタッグ戦で、杉浦と組んで、エドワーズ、丸藤組と対戦。拳王は、前半はエドワーズと丸藤の連係に、一方的に攻められる場面も。終盤盛り返し、得意の左ハイキック3連発からロープに飛んだところに、エドワーズのカウンターを食らった。

 最後は、ランニング・ニーバットのボストン・ニーパーティーを食らい、リングに大の字に伸びた。22日の後楽園大会での王座挑戦に不安を残した。 

 敗れた拳王は「このままじゃ終わらないぞ、バカヤロー」と悔しさいっぱいだった。一方、王者エドワーズは「今日は自分の力で、何で今、自分がベルトを持っているかを証明できたと思う。前哨戦でお互いに勢いをつけていくと思うが、今日は自分が勝って勢いが上がっていくと思う」と余裕の表情で話していた。