王者拳四朗(25=BMB)が4回1分12秒TKO勝ちで、2度目の防衛に成功した。

 3度目の世界戦にして初のKO勝利。同級11位ヒルベルト・ペドロサ(25=パナマ)を7センチの身長差、5センチのリーチ差を生かして1回から圧倒。4回、タイミングのいい右フックを引き金に、左右の激しい連打で一気に追い込み、最後はボディーへの連打で勝負を決めた。

 世界戦3試合目で初のテレビ生放送。試合後のリングで勝利者インタビューを受けると「皆さ~ん、見てますか~! 拳四朗で~す!」「やっぱりKOしたかった。生中継だったんで。名前を覚えてください。拳四朗です」と何度も自己PR。試合を決めたシーンを「あれ、実は北斗百烈拳です」と自画自賛。元東洋太平洋ライトヘビー級王者の父、寺地永・同ジム会長が漫画「北斗の拳」の主人公ケンシロウから命名した世界王者が、場内の笑いを誘った。

 次戦は前王者ガニガン・ロペスとの指名試合で、3度目の防衛に挑む。