ロウと契約を結んだ元UFC女子バンタム級王者ロンダ・ラウジー(31)が早くも悪の権力者夫婦に不信感を抱いた。

 WWE最高執行責任者(COO)のトリプルH(48)、ロウのスティファニー・マクマホンコミッショナー(41)夫妻、カート・アングルGM(49)の待ちかまえたリングに登場。「このアスリートがWWEを次のレベルに引き上げる」との紹介を受け、公開調印式に臨んだ。会場から大きな「ロンダコール」を浴びたラウジーは「私がここにいるのは憧れの(プロレスラー)ロディ・パイパーのおかげ。そしてこれからWWEファンの信頼を獲得したい」と笑顔であいさつした。

 と、ここまでは良い雰囲気だったが、アングルGMからの一言で空気が一変した。3年前のレッスルマニア31大会にゲスト登場していたラウジーは、同GMから「レッスルマニア31で君がトリプルHを投げて、ステファニーの腕を折りかけたことを覚えてるだろ。(夫婦は)君を陥れるために3年間、計画していたんだ」と聞かされた。慌てたトリプルHに退場をうながされた同GMからは「ステファニー、さっきロンダの時代は終わったって言ってたよな」とダメ押し発言。これでラウジーの我慢は限界を超えた。

 ステファニーに詰め寄ったラウジーは止めに入ったトリプルHを捕まえると、そのまま調印式で設置されたテーブルに投げつけた。ステファニーからは「何様だ」と平手打ちを食らったものの、吹っ切ったように契約書にサイン。折れたテーブルに上に倒れたままのトリプルHに書類をたたきつけて黙ったままリングを去った。4月8日のレッスルマニア34大会(米ニューオーリンズ)に向け、元UFC女王は「悪の夫婦」との遺恨が始まった。