WWEスマックダウンのロックスター、中邑真輔(38)が6月30日、都内のホテルでインタビューに応じ、25日の米ベイカーズフィールド大会前に警察犬にかまれた左足の状況を「全治2週間」と明かした。

 WWE日本公演のため帰国中の中邑は、29日の両国国技館大会を負傷のため欠場。WWEヘビー級王者AJスタイルズへの挑戦もキャンセルしていた。

 中邑は「自分としては想像だにしなかった状況。これがリング上のけがであったならば。悪夢としか言いようがない」と無念さをにじませた。25日に負傷してから、26日のUS王者ジェフ・ハーディへの挑戦もキャンセル。今回の帰国では、帯同しているドクター、トレーナーと協議の結果、29日の試合のキャンセルを決めたという。

 WWEからの正式発表はないが、30日の日本公演(両国国技館)の試合も欠場濃厚だ。「次に帰ってくるときは、100%近い状況で、その時の中邑真輔のすべてを出したい」。また、4月のレッスルマニア大会を境に、急所攻撃に象徴されるヒールターンしたことについて「レッスルマニア前までは試行錯誤が多かった。レッスルマニア後の方がすっと自然に出てくる。動きにしても所作にしても発言にしても。今の方が幅が広がったというのがある」と、話していた。