武藤敬司(55)が、3月30日の両ひざの手術以来、初めてリングでプロレスの技を披露した。

 メインの8人タッグで、馳浩らの往年のユニット「BATT」のセコンドとして登場。リングサイドで試合を見詰めていたが、平成維新軍のセコンドに就いたザ・グレート・カブキの毒霧攻撃に反応し、リングイン。カブキを攻め立てたが、すぐに維新軍につかまり、両ひざへの集中攻撃を浴びた。それでも、1人ずつドラゴンスクリューを見舞い、維新軍のAKIRAにシャイニングウィザードをお見舞いし、勝利をアシストした。

 試合後は、馳に「武藤、来年は試合できるんだろう?」とマイクで問われ「来年? 来年、やりましょう」と返した。そして「セコンドは初めてで、自分がどこに居ていいのかわからなかった。勉強になった。プロレスの技は手術後初めて使ったが、結構体が覚えているもんだね。ちょっと、不格好だけど、来年だからね」と、来年の復帰に手応えをつかんだ様子だった。