ボクシング元世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏(54)が23日、自らのSNSを通じ、9月12日に米カリフォルニア州で元世界4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr.氏(51)とのエキシビション8回戦に臨むことを表明した。15年ぶりにリング復帰し、ジョーンズJr.氏と対戦するとの計画が米メディアTMZスポーツなどで報じられたことを受け、23日に自らのツイッターを更新。両者が対戦する予告動画を投稿し「I AM BACK」と報告した。

米ヤフースポーツによると、会場はカリフォルニア州カーソンのディグニティ・ヘルス・スポーツパークが最有力。同州体育委員会のアンディ・フォスター事務局長がタイソン、ジョーンズJr.両氏と話し合いを持ったとし、ヘッドギア着用はなし、12オンスのグローブを装着するルールで合意したという。またタイソン氏は自らのインスタグラムに「レジェンド・オンリー・リーグ」の結成を動画で報告。複数競技のアスリートたちが何かの形で参加することも予告した。

また18年に現役引退していたジョーンズJr.氏は「マイクはレジェンド。彼と一緒にリングで戦うことを拒否するのはおかしいでしょう。私はリングに戻るつもりはなかったが、マイクのために例外を設けることに同意する」とコメントしたという。2人合わせて105歳のレジェンド対決は実現することになりそうだ。

タイソン氏は05年6月、ケビン・マクブライド戦で棄権による6回終了TKO負けを喫した後に現役を引退。その後、グローブを装着してリングに上がっていないものの、ここ最近は練習動画を投稿し、鍛え上げた肉体なども公開。チャリティー形式のエキシビション戦に意欲を示し、過去には対戦相手として2度の対戦経験があるイベンダー・ホリフィールド氏(57)らが挙がっていた。