右拳手術で長期欠場していた人気女子キックボクサーぱんちゃん璃奈(26=STRUGGLE)が4月25日、東京・後楽園ホールで開催される「KNOCK OUT2021 vol.2」で試合復帰すると8日、発表された。昨年11月の元ミネルヴァ・ピン級王者MARI戦で痛めた右拳は右指伸筋腱(けん)脱臼と診断され、手術も受けていたが、同日の大会カード発表会見に出席。対戦相手未定ながら参戦が決まった。

ぱんちゃんは「やっと試合できることがうれしい。半年近く長くお待たせしていました。4月25日は今までで一番強い自分をみせられると思います」と意気込んだ。プロ10戦目となる区切りファイトとなるため、対戦相手はタイ人ファイターを予定。ぱんちゃんは「最低でも50戦ぐらやっている相手とやりたい」と希望し、KNOCK OUTの宮田充プロデューサーも「タイ人のバリバリ、身が引き締まるような相手を」と強敵をリストアップしているという。また緊急事態宣言の状況次第で日本人との対戦も想定されている。

右拳の状況について、ぱんちゃんは「今は9割ぐらいです」とほぼ回復していると報告。欠場中はフィジカル面で下半身強化、パンチ技術のスキルアップを図っており「けがしない体作りをしている。相手が誰であっても私のほうがキックに時間を費やしていると思う」と自信をのぞかせていた。