ボクシングの元WBC世界フライ級王者で現WBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の比嘉大吾(25=Ambition)が4月24日、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで日本スーパーバンタム級6位西田凌佑(24=六島)との初防衛戦に臨むと26日、発表された。

18年2月の世界戦以来約3年2カ月ぶりの故郷沖縄での凱旋(がいせん)試合となる。比嘉は「試合できることを感謝しつつ、自分の仕事をして喜んでもらえたら。前回は世界タイトルで、今回も地域タイトルで試合ができてうれしい」と声をはずませた。

対戦相手となる西田は身長170センチの左ボクサーファイター。プロ3勝(1KO)ながらも昨年12月には元日本バンタム級王者大森将平(ウォズ)を完勝で判定勝ちするなど勢いに乗っている。自身よりも9センチ身長の高い相手でもあるため「いつもの中に入っていくボクシングをやっていきたいと思います」と接近戦からの強打で仕留める構えをみせた。

今年2月にはスパーリング大会LEGENDで現WBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)と実戦形式で対戦。「いい経験できたかなと思う。なかなかできることじゃないので」と刺激を受けていた様子だった。